
第10巡回区控訴裁判所の判決により、カストディアは連邦準備制度理事会のマスターアカウントを取得できなかったが、TDコーウェンは他の仮想通貨企業が国法信託銀行免許を求める中、代替的な限定的アクセスの可能性を示唆している。
米国第10巡回区控訴裁判所は、カストディア銀行が米連邦準備制度理事会にマスターアカウントの提供を強制する権限を持たないとする判断を支持し、中央銀行の裁量権を確認した。TDコーウェンはこの決定を「スピードバンプ」と表現し、カストディアが縮小版のアカウントを追求する可能性があることを示唆した。一方、コインベース、リップル、サークルを含む大手仮想通貨企業は国法信託銀行免許を求めており、業界関係者による直接的な銀行機能の確保に向けた継続的な取り組みを示している。