日本の債券市場では超長期物でさらに上昇が見られ、数十年ぶりの高水準となる利回りを背景に日本銀行への圧力が強まっている。
12月10日、日本の30年国債利回りは1.5ベーシスポイント上昇して3.395%、40年利回りは3ベーシスポイント上昇して3.720%となった。これら超長期物の上昇は、直近の短期債利回りの上昇に続くものであり、12月8日には10年債利回りが1.965%に達し、2007年6月以来の高水準となった(同月初の1.94%を上回る)。12月初めには5年債利回りが1.4%と2008年6月以来の高水準となり、その他の長期満期債も数十年ぶりの高水準を記録した。全ての満期で利回りが持続的に上昇していることから、日本銀行が長年続けてきた超緩和的金融政策を見直す可能性が高まっているとの市場観測が強まっている。利回り上昇は市場全体で金利上昇観測を高めている一方、日経平均株価を含む日本株は上昇を維持しており、利上げへの警戒感と株式への楽観が交錯する投資家心理が反映されている。