Yearnの900万ドル流出とビットコイン下落で仮想通貨市場が打撃

Yearn FinanceのyETHプールで900万ドル規模の不正流出が発生し世界的な仮想通貨売りが加速、レバレッジ取引の清算とETF資金流出がビットコイン、イーサリアム、アルトコインの下落を深めた

BTC
ETH

要約

Yearn FinanceのyETH流動性プールが900万ドルの攻撃被害を受け、主要仮想通貨は月曜早朝に下落した。ビットコインは3%超下落し約87,000ドル、イーサリアムは5%安、その他主要トークンも4%超の下落となった。攻撃者は大量のyETHを発行し流動性を枯渇させた上で、1,000ETH(300万ドル)をミキサー経由で送金、残る盗難資産はTornado Cashに関連付けられた。この売りで4億ドル超のレバレッジ先物ポジション(主にロング)が清算された。11月は米上場の現物型BTC・ETH ETFから過去最高規模の資金流出とともに、ビットコインが17.5%、イーサリアムが22%下落して終了した。日本国債利回りが17年ぶり高水準となり、広範なリスク回避姿勢を強めた。

用語解説
  • yETH liquidity pool: イーサリアムの流動性ステーキング・デリバティブを集約し、分散型金融の仕組みにより利回りを提供するYearn Financeのプール。
  • Tornado Cash: 資金をプールして再分配することで取引履歴を難読化し、プライバシーを強化する分散型仮想通貨ミキサー。
  • leveraged futures liquidations: 価格変動による証拠金不足によりレバレッジ先物ポジションが強制的に決済されること。