
欧州連合理事会によると、欧州中央銀行のデジタルユーロには預金流出を抑制し金融安定性を維持するための保有上限を設けるべきだが、批評家はそのような制限が銀行を保護し通貨の有用性を低下させる可能性があると警告している。
欧州連合理事会は、欧州中央銀行によるデジタルユーロの探求を支持し、それを貨幣の進化であり金融包摂のためのツールであると述べた。理事会は、通貨が価値の保存手段として使用されることを防ぎ、金融安定性を脅かす可能性のある銀行預金との競争を避けるため、欧州中央銀行がオンライン口座とデジタルウォレットに保有制限を設定すべきだとした。理事会の姿勢は、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の設計に関する広範な国家間の合意を示している。支持者は、上限が銀行取り付け騒ぎのリスクを低減し、テザー(USDT)やUSDCなどのステーブルコインが個人預金の流出を促す可能性があるという欧州中央銀行の警告と一致すると主張する。批評家は、制限が銀行を競争から保護すると主張し、欧州中央銀行の分析(2024年2月)と、銀行の純金利収入が平均7%減少し、小規模な貸し手では最大13%に達する可能性があるというコペンハーゲン・エコノミクスの推定を引用している。