投資家の不透明感の中、世界の金需要は2025年に5,002トンに達する

ワールド・ゴールド・カウンシルによれば、中銀とETFの需要増が2025年の金需要を過去最高の5,002トンに押し上げ、価格は複数の最高値を更新している

要約

ワールド・ゴールド・カウンシルは、世界の金需要が2025年に過去最高の5,002トン、総額5,550億ドルに達し、前年比で価値ベースが45%増加したと確認した。年内には53回の最高値を更新した。中央銀行は合計863トンを購入し、金ETFは純流入が801トンに達した。数量は減少したにもかかわらず、宝飾品需要の価値は前年比18%増となり、消費者市場の底堅さを示した。これらの数値は、経済的不確実性や地政学的な緊張の中で、金の魅力が依然として高いことを裏付けている。

用語解説
  • Gold ETF: 金に投資する、または金価格に連動する上場投資信託で、投資家は現物の金を保有せずに投資することが可能となる
  • Safe-haven asset: 市場の変動や経済的不確実性の中で価値を維持または上昇させる金融商品やコモディティ
  • World Gold Council: 世界の金市場に関するデータ、分析、提言を提供する業界団体