
野村ホールディングスの仮想通貨部門レーザーデジタルは、10月から11月の市場変動で106億円の損失を計上し、仮想通貨市場の不安定化に対応してエクスポージャーを縮小し、リスク管理を強化した。
野村ホールディングスの仮想通貨子会社レーザーデジタルは、2025年10月から11月にかけて急激な市場変動により106億円(6,800万ドル)の損失を計上した。同社のCFOは、この期間中に一部のロングポジションを維持していたが、その後エクスポージャーを縮小し、リスク管理体制を強化したことを確認した。この損失は、野村の2025年度第3四半期の純利益を前年同期比9.7%減の5億9,000万ドルへ押し下げた。背景には、10月10日の仮想通貨市場のフラッシュクラッシュがあり、19億ドル超のレバレッジポジションが消滅し、ビットコイン価格はピークから31%下落した。野村は収益変動を抑えるためポジション管理を厳格化する方針を発表した。一方、レーザーデジタル・アメリカズは、米国でのデジタル資産サービス拡充のため、国家信託銀行の設立申請を提出していた。