
IRGCへ10億ドル送金疑惑のZedcexなどを対象、国家関与による仮想通貨活動が拡大
米財務省は、イランが仮想通貨取引所や関連インフラを利用して西側の制裁を回避しているかどうかを調査している。ブロックチェーン分析企業TRM Labsによれば、イラン関連取引所Zedcexはイスラム革命防衛隊(IRGC)に関係する資金約10億ドルを処理し、これは総取引の半分以上を占め、2024年には87%に達した。この動きは、個別ウォレット活動から取引所、ステーブルコイン回廊、流動性ハブ、決済レールなどのサービス層インフラへの移行を示している。イランの仮想通貨取引額は2024年に80〜100億ドルに達し、そのうち相当部分がIRGC関連だが、多くの一般イラン人も貯蓄保全や外貨アクセスのためにデジタル資産を利用している。米国は2025年2月にZedcexとZedxionをIRGC取引促進の容疑で制裁対象とした。Chainalysisは、イラン関連ウォレットが2025年に78億ドルを受領したと推計している。米当局は個別ウォレットではなく、こうした金融ハブの撹乱を狙っている。