
上院議員リチャード・ブルーメンタル氏が、イラン関連団体への17億ドル送金疑惑を受けてバイナンスに対する制裁調査を開始した一方、同取引所は不正行為を否定し、進行中の内部調査を根拠に反論している。
米上院国土安全保障委員会の筆頭民主党議員であるリチャード・ブルーメンタル氏が、バイナンスからイラン関連組織(イエメンのフーシ派武装組織を含む)へ$1.7 billionが送金されたとの疑惑をめぐり、バイナンスへの調査を開始した。ブルーメンタル氏がバイナンス共同CEOのリチャード・テン宛てに送付した書簡は、疑惑の送金に関与したとされる香港企業との取引記録の提出と、違反を指摘したコンプライアンス担当者の停職・解雇に関する詳細を求めている。バイナンスは容疑を否定し、イランのユーザーはいないと主張するとともに、厳格なKYC(顧客身元確認)およびコンプライアンス体制を強調している。同社は内部調査が進行中であり、米司法省に対する完全な報告書を2月25日に提出する予定だとしている。この調査は、創業者のChangpeng Zhaoが2023年にマネーロンダリング対策違反を認め、$4.3 billionの制裁金を科され、同社が米国市場から撤退した経緯に続くものである。