コインベースとマイクロソフト、ユーロポールがTycoon 2FAフィッシング網を壊滅

コインベース、マイクロソフト、ユーロポールは連携してTycoon 2FAを閉鎖し、ブロックチェーン上の取引を追跡して主要メールサービスを標的とするフィッシング活動に関与したドメインの押収と作戦の撹乱を支援した。

要約

コインベース、マイクロソフト、ユーロポールは、セッションクッキーやトークンを盗用して多要素認証を回避する、2023年8月から稼働していたフィッシング・アズ・ア・サービス(PhaaS)プラットフォーム「Tycoon 2FA」を摘発・無力化した。約2,000人のユーザーが関与し、約24,000件のドメインのうち330件が押収された。同プラットフォームはMicrosoft 365、Outlook、Gmailのアカウントを標的としていた。コインベースはTycoonに関連する仮想通貨取引を追跡し、開発者サアド・フリディに対する民事執行手続きを支援した。

用語解説
  • フィッシング・アズ・ア・サービス(PhaaS): サイバー犯罪者が、フィッシング攻撃を実行可能にする事前構築済みのツールやインフラを販売する不正な提供形態である。
  • 多要素認証(MFA): アカウントにアクセスする際、パスワードやトークンなど複数の要素による確認を要求するセキュリティ対策である。
  • セッションクッキー: ウェブサイトがユーザー認証を維持するために用いる一時的なファイルであり、これを盗まれると攻撃者がログインのセキュリティを迂回できる可能性がある。