カナダ銀行と大手金融機関、トークン化債券の発行・決済に関するブロックチェーン実証実験を完了

カナダ銀行と大手金融機関、トークン化債券の発行・決済に関するブロックチェーン実証実験を完了

C$100百万規模のトークン化債券を対象とした「プロジェクト・サマラ」の成功は、カナダにおける資本市場取引やデジタル通貨決済でのブロックチェーン活用拡大を示している。

ファクトチェック
複数の独立した報道(The Block、Yellow.com、Traders Union)によれば、カナダ銀行とTD銀行がHyperledger Fabric技術を用いて実施した1億カナダドル規模の社債パイロット「Project Samara」について一貫して報じており、金額、技術、参加者に関する詳細はこの主張と完全に一致している。
    参考12
要約

カナダ銀行と主要金融機関は、C$100百万のトークン化債券を用いた「プロジェクト・サマラ」を成功裏に完了し、ブロックチェーンを活用した発行、取引、決済を検証した。債券の発行はエクスポート・デベロップメント・カナダ(EDC)が行い、RBCおよびTDセキュリティーズが参加した。テストではデジタル形式のホールセール・カナダドルをオンチェーン決済に使用し、ブロックチェーンが資本市場の近代化に寄与する可能性を示した。

用語解説
  • Tokenized Bond: ブロックチェーンまたは分散型台帳インフラ上で発行される従来型債券のデジタル表現。発行、取引、クーポン支払い、決済といったプロセスをオンチェーンでプログラム的に実行できる。
  • Distributed Ledger Technology: 複数の参加者が同期された取引記録を共同で維持する分散型データベースシステム。金融資産の透明かつ改ざん耐性のある追跡を可能にする。
  • Tokenized Wholesale Canadian Dollars: 金融機関間の決済を目的として中央銀行マネーをデジタル化した形態。分散型台帳プラットフォーム上での取引完了を可能にする。