米連邦判事、バイナンスに対するテロ支援訴訟を棄却

米ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所は、バイナンス、その創設者チャンポン・ジャオ、BAMトレーディングが計64件のテロ攻撃を支援したとする訴えを、仮想通貨取引と特定事件を結び付ける証拠が不十分として棄却した。

要約

米連邦裁判所は、バイナンス、チャンポン・ジャオ(CZ)、およびBAMトレーディング・サービスが2016年から2024年にかけて64件のテロ攻撃を支援したと主張する「Troellら対バイナンス」訴訟を棄却した。ジーネット・A・バルガス判事は、被害者および遺族535人の原告が、バイナンスが故意に実質的な支援を行ったこと、または仮想通貨の流れを特定の攻撃に結び付けたことを示すことに失敗したと判断した。この棄却は、米反テロ法およびJASTAに基づく厳格な証拠基準を浮き彫りにするものであり、バイナンスはなお43億ドル規模のマネーロンダリング防止および制裁関連の司法取引を含む継続的な規制監視下にある。

用語解説
  • Binance: 2017年にチャンポン・ジャオによって設立されたグローバルな仮想通貨取引所で、デジタル資産取引サービスを提供している。
  • Changpeng Zhao (CZ): バイナンスの創設者であり元CEO。仮想通貨業界で広く「CZ」として知られている。
  • Justice Against Sponsors of Terrorism Act (JASTA): 外国の指定テロ組織に対し故意に実質的な支援を提供した者に対して、被害者が訴訟を提起することを認める米国法。