ゴールドマン・サックスを含む銀行業界団体、OCCの仮想通貨・フィンテック免許をめぐり提訴を検討

ゴールドマン・サックスを含む銀行業界団体、OCCの仮想通貨・フィンテック免許をめぐり提訴を検討

バンク・ポリシー・インスティテュートは、仮想通貨企業へのOCCによる全国信託銀行免許の承認に関し、監督体制や金融システムの安定性に対する業界の懸念を背景に法的措置を検討している。

ファクトチェック
この主張は、2026年3月9日付のThe BlockおよびThe Guardian(media_trace経由)の報道により裏付けられている。報道によると、銀行政策研究所(BPI)はOCCに対する訴訟を積極的に検討している。争点の背景には、OCCが2025年末にCircle、Ripple、Paxosなどの仮想通貨企業に対して全国信託認可を条件付きで承認したことがあり、BPIや他の銀行団体はこれが従来の規制基準を回避するものであるとして公に批判している。
要約

全米の主要40銀行を代表するバンク・ポリシー・インスティテュートは、サークル、リップル、パクソスなどの仮想通貨企業への全国信託免許付与に異議を唱えるため、通貨監督庁(OCC)への法的措置を検討している。これらの免許により、各社は従来全国銀行が担っていた受託・カストディ業務を行うことが可能となる。訴訟の可能性は、2026年4月1日に発効予定の規則改正を前に、伝統的銀行と新興フィンテック・デジタル資産企業との間の緊張を浮き彫りにしている。

用語解説
  • OCC: 通貨監督庁(Office of the Comptroller of the Currency)の略。米国財務省の一局で、全国銀行や連邦貯蓄金融機関の認可および監督を行う。
  • National trust charter: OCCが発行する連邦銀行免許の一種で、信託銀行が受託・カストディ業務を提供することを可能にする。仮想通貨関連企業が利用する場合もある。
  • Fintech: フィナンシャル・テクノロジーの略。ソフトウェア技術を活用して金融サービスを提供する企業の総称で、しばしば従来型銀行の枠組み外で事業を行う。