米IRS、包括的な暗号資産監査開示書式を導入 100超の取引所とウォレットが対象

IRSの書式は、納税者に100超の取引所とウォレットにまたがる暗号資産活動の開示を求めており、税務専門家は、署名が一部の申告者に法的リスクをもたらす可能性があると指摘している。

要約

米内国歳入庁(IRS)は、納税者に100超の取引所とウォレットにまたがる取引履歴と口座履歴の全体を報告するよう求める新たな暗号資産監査書式を導入した。書式に記載されたプラットフォームとツールには、Coinbase、バイナンス、クラーケン、FTX、Mt. Gox、MetaMask、Ledger、Trezorが含まれる。税務専門家は、この書類の作成と署名が一部のケースで法的リスクをもたらす可能性があると警告し、提出前に暗号資産税務弁護士に相談するよう納税者に助言した。この措置は、プラットフォーム横断的なデジタル資産活動の把握と、暗号資産の税務コンプライアンス監督の強化に向けたIRSの取り組みを拡大するものである。

用語解説
  • IRS (Internal Revenue Service): 租税の徴収、執行、および仮想通貨関連の報告義務の監督を担う米国の連邦税務当局。
  • Audit Form: 納税者の財務開示と申告が完全かつ正確であるかを税務当局が審査・検証するために用いる文書。
  • MetaMask: デジタル資産の保管や、主にイーサリアム互換ネットワーク上のブロックチェーンベースのアプリケーションとの連携に使われる仮想通貨ウォレット。