米SEC、ナスダックのトークン化決済試験に向けた規則変更を承認

米SEC、ナスダックのトークン化決済試験に向けた規則変更を承認

報道によると、SEC(証券取引委員会)は、トークン化された株式とETFに関するナスダックの枠組みを承認した。これにより、DTCCに連動した許可制の市場インフラ内で取引と決済を維持しつつ、ブロックチェーン基盤での発行と、将来的な24時間365日のアクセスが可能となる。

ファクトチェック
この主張は、複数の法務・規制関連の報告書によって裏付けられている。SEC(証券取引委員会)は2025年12月、Depository Trust Company(DTC)に対してノーアクションレターを発出し、これにより主張で言及された「DTCトークン化パイロット」を事実上承認した(Sidley、Dechert)。さらに、Debevoise & Plimptonの法的分析によれば、SEC(証券取引委員会)は2025年12月19日、これらのトークン化証券の取引を促進するため、Nasdaqの関連する規則変更を承認した。Federal Registerは2026年初めにかけて手続き上の通知の処理を続けていたものの、このパイロットおよびNasdaqの参加に関する実質的な規制承認は十分に文書化されている。
要約

米SEC(証券取引委員会)がナスダックのトークン化証券イニシアチブを承認したことで、従来株と並行して取引され、ブロックチェーン基盤上で発行・記録される一部のトークン化株式およびETFの枠組みが導入されることになった。清算と決済は引き続きDTCCのインフラを通じて行われ、ナスダックは株式トークンのグローバル配布にクラーケンを活用すると述べた。報道によれば、支持者はこの動きを、より迅速な決済、端株化された所有、そして最終的には米国株への24時間365日のグローバルアクセスに向けた一歩とみなしている。一方、批判派は、ブローカーと中央集権的なポストトレードシステムが依然として約定執行と決済を統制しているため、このモデルは引き続き許可制かつ仲介業者主導であると主張している。先に報じられていた既存の構造は維持されており、トークン化株式と従来株式は同じオーダーブック、執行優先順位、ティッカー、CUSIP、価格、株主権を共有する。

用語解説
  • トークン化決済: 従来のシステムのみに依存するのではなく、ポストトレード工程の中でブロックチェーンベースのデジタル表象を用いて証券取引を完了させること。
  • DTCC: Depository Trust & Clearing Corporationの略であり、証券取引の清算と決済を担う米国の主要なポストトレード・インフラ提供者。
  • トークン化株式: 規制された発行・決済の枠組みの中で機能しながら、従来の株式所有権を反映するブロックチェーンベースのデジタル表象。