ビットコイン開発者、BIP-360の耐量子計算機提案をテストネット展開で前進

ビットコイン開発者、BIP-360の耐量子計算機提案をテストネット展開で前進

ビットコイン開発者は2月11日、BIP-360 Pay-to-Merkle-Rootの草案をbitcoin/bipsリポジトリに統合し、ビットコインのトランザクション設計における耐量子計算機性能の向上を目指す提案の初期作業で節目を迎えた。

BTC

要約

ビットコイン開発者は2月11日、初期段階の耐量子計算機提案であるBIP-360 Pay-to-Merkle-Rootの草案をbitcoin/bipsリポジトリに統合し、前進させた。この提案は、タップルートのキーパス支出を廃し、スクリプトツリーのMerkleルートに基づくアウトプットを採用するものである。今回の更新により、量子コンピューティングがもたらし得る長期的リスクに対応するため、ビットコインがどのようにトランザクション・アーキテクチャを適応させ得るかを探る継続的な取り組みに技術的詳細が加わった。既存の報道では、関連するテストネットの展開にも触れられており、本件が本番導入ではなく初期の開発段階にあることを示していた。

用語解説
  • BIP-360: Pay-to-Merkle-Rootに焦点を当てたビットコイン改善提案であり、量子コンピューティングによる潜在的脅威に対してビットコインを強化することを目的とした初期設計。
  • Pay-to-Merkle-Root: タップルートのキーパス支出に依存する代わりに、スクリプトツリーのMerkleルートを用いて支出条件を定義する、提案中のビットコインのアウトプット構造。
  • Taproot key-path spend: 単一の署名パスでコインを支出できるタップルートの支出方式。BIP-360は新設計においてこのパスの削除を提案している。