Naoris Protocolがメインネットを始動、ML-DSAの耐量子暗号技術を採用

報告書によると、Naoris Protocolは、ブロックチェーンの安全性に対する将来の量子コンピューティングの脅威への懸念が高まる中、NIST承認のポスト量子暗号技術に基づく耐量子性のLayer 1メインネットを立ち上げた。

要約

Naoris Protocolはブロックチェーンのメインネットを稼働開始した。報告書では、これを米国立標準技術研究所が承認したポスト量子暗号技術のみに基づいて構築された初のLayer 1ネットワークとしている。このネットワークは署名にNIST承認のML-DSAアルゴリズムを使用する。既存の報告によると、ポスト量子鍵をバインドするアカウントは不可逆的な移行を経て、その後ネットワークはECDSAのみによって署名された取引を拒否する。この立ち上げは、量子コンピューティングのリスクに関する想定時期を研究者が前倒ししている中で行われたものであり、仮想通貨業界全体で耐量子性セキュリティの導入を進める動きを一段と加速させている。

用語解説
  • ML-DSA: 将来の量子コンピューターによる攻撃からデジタル署名を保護するよう設計された、NIST承認のポスト量子デジタル署名アルゴリズム。
  • Layer 1: 別のチェーンに依存するのではなく、取引を処理し、プロトコルの中核で安全性を確保する基盤ブロックチェーンネットワーク。
  • Post-quantum cryptography: 量子コンピューターが現在の公開鍵システムを破る能力を持つようになっても、安全性を維持できるよう設計された暗号技術の手法。