米連邦準備制度議事要旨、中東リスクと利下げ軌道巡り見解割れる

メアリー・デイリー氏は、イラン紛争が速やかに緩和し原油価格が下落すれば利下げはあり得るとし、一方でインフレ率が予想を上回る状態が続けば米連邦準備制度は据え置く可能性が高いと述べた。

要約

サンフランシスコ連銀のメアリー・デイリー総裁は、イラン紛争が速やかに解決し原油価格が下落すれば、利下げは「不可能ではない」と述べた。さらに、インフレ率が予想を上回る状態が続けば、米連邦準備制度は金利を据え置く可能性が高いと付け加えた。また、利上げは利下げや政策据え置きのいずれよりも可能性が低いとの認識を示した。同氏の発言は、中東情勢の緊張とエネルギー価格がFRBの金利軌道にどのような影響を及ぼし得るかを巡る、より広範な議論に新たな公の見解を加えるものである。

用語解説
  • 連邦公開市場委員会: 米国の金利判断とより広範な金融政策を決定する、米連邦準備制度の政策決定機関。
  • 利下げ: 政策金利の引き下げを指し、通常は成長支援や景気減速への対応のために中央銀行が用いる。
  • インフレ: 経済全体における物価水準の上昇を指し、中央銀行が金利設定に当たり厳密に注視する指標である。