イーサリアム財団は、FOCILとして知られるEIP-7805と、Frame Transactions(フレームトランザクション)と呼ばれるEIP-8141を、イーサリアムで予定されるHegotáアップグレードの必須実装提案に指定した。この指定により、ロードマップ上の他の項目はこの2つの変更より後回しとなり、フォークの詳細が確定するまでに、クライアント開発者や研究者、アプリケーション開発者が注力すべき分野が示された。 FOCILは、バリデータが対象取引のインクルージョンリストを強制できるようにし、ブロックビルダーがそれらの取引を除外する能力を制限することで、検閲耐性を高める仕組みである。Frame Transactionsは、よりプログラム可能な取引フォーマットの導入を目指すもので、これまでネイティブなアカウント抽象化につながる手段と説明されてきた。ただし、最終的な仕様はなお策定中で、クライアントへの実装にも左右される。 プロトコル・クラスターはこれに先立ち、Hegotáの候補62件を検討したうえで、両提案に最高ランクのS評価を付与した。一方、15件にはA評価を与え、28件は採用しなかった。イーサは2026年9月8日時点で2489ドル前後で取引され、同日は約1.1%下落した。Hegotáの開始日は示されておらず、両提案にはなお実装、複数クライアント間のテスト、公的テストネットでの作業が必要である。イーサリアムは2029年末までに、実行層、コンセンサス層、データ層での耐量子化を目指しており、高速ファイナリティやプライバシー、zkEVMなどを研究上の優先課題としている。