CoinDeskが報じたHackenの評価によると、Tron上で流通するUSDTの約半分に当たる約913億ドル相当が、組み込みの遅延機能や取り消し手続き、失効メカニズムを備えない2-of-3マルチシグ体制で管理されている。鍵はテザーのトークンコントラクトの管理機能を制御しており、これにはトークンの発行、アドレスの凍結、凍結残高の破棄、送金手数料の徴収、所有権の移転が含まれる。ただし、個々のユーザーのウォレットや残高をカストディするものではない。Hackenは、鍵が侵害された証拠やセキュリティーインシデントが発生した証拠を確認できなかった一方、USDTに10点満点で3.3点のサイバーセキュリティー評価を付けた。KPMGの監査でテザーの準備資産が負債を68億ドル上回っていることが判明したことを受け、Bluechipはテザーの企業格付けをDからCに引き上げた。Hackenによると、署名鍵が再利用されていれば、イーサリアム、アバランチ、Celo上のUSDTにも同様の管理リスクが及ぶ可能性がある。