リップルは、2025年10月に10億ドルで買収したGTreasuryを基盤に設立した事業、リップル・トレジャリーを通じ、企業の財務担当者をRLUSDの流通チャネルとして位置付けようとしている。同プラットフォームは約1200社の企業財務担当者や最高財務責任者(CFO)に利用されており、顧客企業は国内取引、クロスボーダー取引、企業間取引を合わせて年間約13兆ドルを扱っている。この金額はトレジャリーの顧客企業に関わる既存の取引基盤を示すものであり、RLUSDの予想取引量や収益、顧客企業によるステーブルコイン採用の約束を示すものではない。RLUSDの流通供給量は、1カ月で50%超増加し、24億ドルに達した。このうち約14億ドルがイーサリアム上、10億ドルがXRP Ledger上にある。1日当たりの取引量は、2026年初めの約2億ドルから8月中には約7億5000万ドルに増加した。リップルが機関投資家向けに想定する主な用途は、決済、決済処理、担保であり、資本市場取引やRipple Primeを通じた取引も含まれる。同社は、欧州連合(EU)の暗号資産市場規制(MiCA)に基づく欧州での本格展開に向け、二重発行の仕組みを模索している。リップルはルクセンブルクで完全な電子マネー機関(EMI)免許を取得したが、この認可だけでRLUSDの提案された仕組みが承認されたわけではない。同社は最終承認を条件に、Base、Ink、オプティミズム、Unichainでの展開も試験している。