グレースケール・インベストメンツは2026年9月11日、ライトコイン・トラストの名称を「グレースケール・ライトコイン・トラストETF」に変更し、株式をNYSE Arcaに上場することを目指すS-3/A登録届出書をSEC(証券取引委員会)に提出した。今回の転換案では、上場投資信託(ETF)で用いられる設定・償還の仕組みを導入し、指定参加者が株式バスケットとライトコインを交換できるようにする。これにより、純資産価値(NAV)に対するプレミアムやディスカウントが縮小する可能性がある。同トラストは2018年1月に設立され、LTCNのティッカーで店頭取引されている。2026年6月30日時点の発行済み株式数は約2425万株、純資産は8228万ドルで、NAVベースでは1株当たり約3.39ドルに相当する。グレースケールは2025年1月24日、19b-4規則変更案を初めて提出し、同年2月に修正版を提出した。SECは審査を複数回延長しており、2025年10月にも注目された期限を迎えた。グレースケールは、取引が始まった場合の株式設定・償還を円滑に進めるため、コインベースと新たなプライムブローカレッジ契約を締結した。同トラストのスポンサー手数料は年2.5%で、2024年初めに米国で開始された現物ビットコインETFに関連する手数料を上回る。運用資産は2025年初めの2億1500万ドル超から2026年半ばには約8200万ドルへ減少し、約18カ月で約62%減少した。今回のライトコインETF案により、従来型の証券口座を通じた暗号資産へのアクセスが広がる可能性がある。これは、グレースケールがGBTCとグレースケール・イーサリアム・トラストをETFへ転換した流れに続くものだ。承認されれば、ビットコインやイーサリアム関連商品で構造変更を通じて起きたように、LTCNの価格がNAVに近づく形で修正される可能性がある。