BNBチェーンのPasteurハードフォークは2026年8月25日に稼働し、BEP-675によってメインネットのブロック当たりの実効ガス容量を28%引き上げた。このアップグレードでは、ビルダーが完全に実行済みのBidBlockをバリデーターに提出できるようになり、ブロック生成を効率化する。従来は3回必要だったEVM (Ethereum Virtual Machine)の実行パスのうち1回が不要になった。BidBlock V2のブロックは、従来のBid V1形式を28%上回るガス量を平均で処理し、最大容量は3380万ガスから4380万ガスに増えた。導入は急速に進み、9月1日までの3日間では、BidBlock V2がBSCブロックの約98%を占めた。登録済み49ビルダーのうち24社と、稼働中の33ビルダーすべてがBEP-675を利用した。ネットワーク利用率が95%を超えるなか、BNBスマートチェーンのバリデーターは9月15日までにガスリミット7000万を目指している。その後、メインネットのパフォーマンスに基づき、8000万、最終的には9000万への引き上げが計画されている。ガスリミットは2026年9月14日までに5500万を超えた。テストネットのベンチマークでは、処理能力が1237TPSから2324TPSへと88%上昇した。BNBは9月14日時点で724.58ドルで取引され、24時間の変動率はマイナス0.19%だった。このアップグレードが直ちに価格に影響を及ぼす可能性は低いが、スケーラビリティの向上は時間とともに分散型アプリケーションや機関投資家の採用を後押しする可能性がある。計画されているガスリミットの引き上げでは、ファイナリティやセキュリティを損なうことなく、同期プロトコルとノードの効率性がより大きなブロックに対応できるかが試される。