DBS、OCBC、UOBはシンガポールでのトークン化預金決済の参加行として挙げられているが、入手可能な資料からは決済が完了したかどうかや、取引日、金額、通貨、プラットフォーム、取引相手を確認できない。どの銀行が預金トークンを発行し、決済を送受信し、決済処理を担ったのかも明らかになっていない。決済にSWIFTのブロックチェーン台帳が使われた、シンガポールドルが関わった、3行間で初の銀行間取引だったとする主張も、提示された証拠では確認されていない。トークン化預金は一般に、商業銀行の預金をデジタルトークンの形で表したものだが、今回の決済に使われた台帳、移転可能性、クロスボーダー取引かどうか、運用上の目的は不明である。OCBCは別途、イーサリアムとソラナ上でトークン化金ファンドを立ち上げているが、この活動から今回の決済における同行の役割は確認できない。顧客による利用、規制当局の承認、取引が実証、試験運用、本番決済のいずれだったかも未確認である。