ビットコインは9月19日、上院でCLARITY法案の手続き上の採決が否決された後、7万5000ドル方向への下落から持ち直し、約2週間ぶりの高値となる8万1000ドル台を回復した。反発を支えたのは、2億5000万ドル超のレバレッジ・ショート清算、米国の現物ビットコインETFへの資金流入回復、デリバティブ市場の強気なポジション、アルトコインやトークン化資産への幅広い資金シフトである。CoinMarketCapによると、ビットコインの時価総額は1兆6300億ドル、ドミナンス(市場占有率)は58.7%となった。仮想通貨市場全体の時価総額は、1日で1500億ドル増の2兆7800億ドルとする報告がある一方、別の市場スナップショットでは2兆6600億ドルとされた。イーサリアムは5%上昇して2600ドルを回復し、XRPは6.4%高の1.40ドル超、ソラナは5.4%上昇して110ドルを上回った。過去1カ月では、イーサリアム、バイナンス、ソラナがそれぞれ35%、25%、41%上昇したと報告されている。相場上昇は、米連邦準備制度が政策金利を25ベーシスポイント引き上げて3.75~4.00%とし、日銀も1.25%へ引き上げた状況下で進んだ。SEC(証券取引委員会)は、一定のトークン化米国株の募集を対象とする条件付き5年間の「イノベーション・エグゼンプション」を導入し、CFTC(商品先物取引委員会)は仮想通貨規制案をホワイトハウスの審査に進めた。8万1800~8万3000ドル付近の抵抗線を上抜けられるかが引き続き重要で、持続的に突破すれば8万4000~8万6000ドルが視野に入る可能性がある。一方、8万ドルを維持できなければ、7万8300~7万8700ドル、さらに7万4000~7万6000ドルに向けて下落する可能性がある。