TRM Labsによると、AIで構築された仮想通貨アービトラージbotを宣伝する偽のYouTubeチュートリアルが、224人の被害者を誘導し、悪意あるスマートコントラクトを展開・入金させた。被害額は2月12日から8月11日までに274.60ETHに達した。ブロックチェーン分析会社のTRM Labsは、被害者が展開した234件のコントラクトを、運営者が管理する6つの資金集約アドレスと関連付けた。盗まれたETHの転送時点の価値は約51万7205ドルで、被害額の中央値は1ETHだった。オンチェーン調査員のSpecterは別途、この攻撃に偽のRemixインターフェースが使われ、正規のものに見せかけるため「Uniswap」を含むENS名が用いられたと報告した。また、資金の相当部分が2つのアドレスに残っており、攻撃者は活動を続けているもようだと述べた。TRMによると、コントラクトにはアービトラージ機能もAI機能もなく、今回の手口は、同社の「2026 AI Crime Index」が報告した犯罪目的のAI利用の前年比40%増という、より広範な傾向と関連している。