イーサリアムは約2750ドルと9カ月ぶりの高値まで上昇した。CLARITY法案の成立失敗や米金利の上昇、地政学的緊張への懸念がある中、ビットコインも8万5000ドルを上回った。クジラの活動、残高のあるイーサリアムウォレットの増加、ステーキングが強気シナリオを支えている。身元不明のある保有者は5日間で、8600万ドル超相当の1107BTCを売却し、3万4422ETHを購入したうえで全額をステーキングした。米国の現物ETH ETFには、週間ベースでマイナスとなった週もある中、ここ数カ月で多額の資金が流入している。今回の上昇は、9月21日にETHがフィボナッチ抵抗線の2672ドルを突破して2719ドルまで上昇した動きに続くもので、ETF需要、ショートポジションの清算、バイナンスのデリバティブ取引の活発化が追い風となった。それでも複数のアナリストは、今回の上昇が「ブルトラップ」となる可能性を指摘している。下値目標は1700〜1800ドルから1400〜1500ドルまでと幅があり、その後に長期的な回復へ向かう可能性もあるという。別の見方では、2900〜3000ドルが調整開始の水準となる可能性がある。ETHが2672ドルを上回って推移し、現物需要を維持できるかが、突破シナリオの中核となっている。