サークルは、Circle Mint LLCの対象顧客向けに「デジタル資産担保借り入れ」サービスの提供を開始した。顧客はビットコインを預け入れ、cirBTCを発行し、Arcまたはイーサリアム上で対応する第三者レンディング市場を通じてUSDCを借り入れられる。最初に対応するプロトコルはMorphoで、サークルはアーベも後に加わる見通しだとしている。 顧客は発行したcirBTCを自身が管理する「スマートウォレット」に移し、担保として差し入れることで、借り入れたUSDCをCircle Mintの残高で受け取る。サークルはインターフェースとウォレット技術を提供するが、融資の実行、借入金利、担保要件、流動性、清算を管理するわけではない。ポジションは過剰担保となり、ニューヨーク州の顧客は対象外である。また、スマートウォレットに移した資産は、規制対象であるCircle Mintのカストディ環境から離れることになる。 9月22日時点で、MorphoのArc上にあるcirBTC-USDC市場では、借入額が1886万ドル、利用可能な流動性が1億5785万ドル、総規模が1億7671万ドル、利用率が10.67%となっていた。清算時のローン・トゥ・バリュー(LTV)閾値は86%だった。サークルによると、cirBTCの発行残高は948.7508cirBTCで、準備資産は951.2586BTC、評価額は約7719万ドルだった。借入額は、利用可能な流動性が1億6285万ドル、利用率が7.98%だった前日から増加した。 各cirBTCはネイティブビットコインによって1対1で裏付けられており、オンチェーンで検証可能な準備資産はCircle National Trustが保全する。トークンは、バミューダ金融庁の規制下でCircle International Bermuda Limitedが発行する。このサービスにより、財務担当チームはビットコインへのエクスポージャーを維持しながらドル流動性を確保できる一方、借り手は担保価値、金利コスト、オラクルの値、変化するプロトコルパラメーターを監視する責任を負う。