イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、EIP-8288を公表した。量子耐性署名やプライバシー技術に伴う検証コストの上昇に対応する、再帰型STARKメンプールの仕組みを提案する内容である。この提案では、メンプールのノードが暗号オブジェクトを単一の統合証明に集約してからイーサリアムのメインネットに送信し、署名と証明の検証をオンチェーン実行から分離する。検証関連のコストは現在、1取引当たり10万〜100万ガス超に及ぶ。ポスト量子署名の検証には10万〜30万ガス、プライバシー証明を使う取引には数十万ガスから100万ガス超が必要と推定されている。ブテリン氏は、この仕組みによりレイヤー2の証明提出間隔を数分から1分未満に短縮し、RISC-Vを含む幅広いコンピューティングアーキテクチャへの対応を拡大できる可能性があると述べた。EIP-8288は、イーサリアムがよりモジュール化された計算モデルを構築する中で、提案・シミュレーション試験の段階にある。この提案は、ETHShanghai 2026で発表された。同イベントは9月22日に上海で開幕し、ETHPanda、PANews、The Excited Fewが共同開催した。