イーサリアム向けのトランザクション基盤を構築するパファーは、イーサリアムのファイナリティ到達前に、トランザクションの結果を早期に保証する事前確約システムを開発している。パファーは9月22日、グーグル・クラウドがトランザクションを受け取り、その結果を保証するゲートウェイを運用すると発表した。まず同社の「UniFi」ネットワークがこのサービスを利用する。CEO(最高経営責任者)のアミール・フォルーザニ氏は9月23日、CryptoSlateに対し、UniFiと保証を発行するサービス「Puffer Preconf」はなおテスト中だと明らかにした。イーサリアムではブロック提案のスロットが12秒で設定されている一方、ファイナリティの確定には通常数分かかる。ロールアップ(イーサリアム上で確定する前に、別のネットワークでトランザクションを処理する仕組み)はすでに、より早い確認を提供できるが、パファーは明示的な金銭的裏付けを加えることを目指している。同社のシステムではトランザクションの処理時間を50ミリ秒に設定しており、提案中の設計では、事前確約に失敗した場合、ゲートウェイに1 ETHのペナルティが科される。パファーは、スラッシング(ルール違反時に差し入れた担保を没収する仕組み)が影響を受けた当事者を保護すると説明している。ただ、ペナルティとして徴収したETHを誰が受け取るのか、補償額をどのように算定し支払うのかは明らかにしていない。パファーが2025年7月に公表した技術概要では、スラッシングは後段階に位置付けられており、最新の回答でも、このペナルティがいつ執行可能になるのかは示されなかった。フォルーザニ氏は、現行設計の下で障害は発生していないと述べたが、トランザクション数や観測期間は明らかにしなかった。ゲートウェイが停止した場合、グーグル・クラウドは別のゲートウェイに引き継がせる。第1段階では、イーサリアムのベースレイヤーのバリデーターからの委任なしで開始する。顧客が資金を利用できるタイミングはアプリケーション側が決めるため、速度と、より大規模またはリスクの高いトランザクションに求められる確実性との間でトレードオフが生じる。