ビットワイズの現物NEAR ETFは、NYSE Arcaでティッカー「NRR」として9月29日に取引を開始し、純資金流入は3550万ドル、初日の取引量は1510万ドルとなった。同ファンドはNEARプロトコルに連動するビットワイズ初の米国現物商品で、NEARを直接保有し、コインベース・カストディをカストディアンに起用したうえで、トークンをステーキングする計画である。NYSE Arcaは、ビットワイズが9月下旬にフォーム8-Aを通じて米証券取引委員会(SEC)にNRRの株式を登録した後、上場を承認した。NRRはビットワイズの米国市場における単一資産型仮想通貨ファンドとして6番目で、同社のラインアップにはビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、Hyperliquidの商品も含まれる。NEARはその後、1カ月で約180%上昇し、9月30日には一時5.50ドルを上回ったものの、その後は5.10ドル近辺で取引された。アナリストの見方は大きく分かれ、10ドルを上回る目標価格を示す向きがある一方、4ドルまたはそれ以下への調整を警戒する声も出ている。ビットワイズは、このファンドが欧州で展開するNEARステーキングETPを基盤としていると説明し、AIエージェントによる決済や支払いの可能性をNEARの投資テーマとして示した。ただし、関連する成長予測は実現した結果ではないとも認めている。NRRの年間運用手数料は0.75%で、グレースケールが提案するNEAR信託のETFへの転換は引き続き承認待ちである。