Project Elevenは、デジタル資産向けの耐量子セキュリティーインフラを強化するため、Riva Labsを買収した。買収額は明らかにしていない。この取引により、イーサリアムなどのパブリックブロックチェーンで開発されたRivaの技術と知的財産が加わり、Project Elevenは耐量子署名、ハッシュベース暗号、耐量子マルチパーティ計算(MPC)、ウォレットインフラ、ハードウェア署名、アカウント抽象化の能力を拡大する。Rivaは消費者向けハードウェアで耐量子署名を実証しており、研究・エンジニアリングの工程でAIを活用している。この能力は、Project Elevenの耐量子暗号と暗号アジリティに関する取り組みを支える。Rivaのチームと技術は、耐量子暗号、デジタル資産のカストディ、ブロックチェーンセキュリティーにまたがるProject Elevenの幅広い研究・製品開発に加わる。2024年10月創業のProject Elevenは、2025年6月の600万ドルのシードラウンドと、2026年1月に完了した2000万ドルのシリーズAを通じて、計2600万ドルを調達した。シリーズA後の企業評価額は1億2000万ドルだった。投資家にはCastle Island VenturesとCoinbase Venturesが含まれ、ソラナ財団やリップルとは量子コンピューター対応に向けた取り組みで協業してきた。今回の買収は、ブロックチェーン開発者が量子コンピューターによる潜在的な脅威への備えを進めるなかで実施された。NISTが2024年に策定した耐量子暗号標準は、移行計画の基盤となっている。