バイナンスは、ソラナの公開ブロックエクスプローラーで確認できる動向から、マーケットメーカー(取引の流動性を支える企業)や他の取引所への送金にソラナを利用しているもようだ。これらの資金移動は個人向けの入出金ではなく、取引所間の流動性移動を支える機関投資家向けの取引インフラである。従来はトロンとイーサリアムがこうした送金を担っており、トロンは低コストのUSDT移動で、イーサリアムは一般に規模が大きく高額な取引で利用されていた。ソラナの取引コストは1セント未満で、ファイナリティも1秒未満であるため、取引が短時間で不可逆になる。ただ、バイナンスはコストや速度が今回の移行らしき動きの理由になったかどうかを明らかにしていない。取引所は、対象資産や移行した取引量、今回の動きが恒久的なものか、一部移行か、元に戻せる試験かについても開示していない。アナリストや市場参加者は、バイナンスの公式コメント、同社に関連するソラナ送金量、バイナンスに関連するトロンおよびイーサリアムのウォレットの動向を注視するとみられる。