イーサリアム財団研究員、仮想通貨業界に「バンカーモード」への備え促す

  • ジャスティン・ドレイク氏は、公開鍵が露出していない新しいアドレスへ保有資産を管理下で移行するよう促した。
  • ベンディフランチェスコ氏は、コールドウォレットを急いで移行する際のミスが、現時点ではGPUファームやAI主導の攻撃より大きなリスクだと指摘した。
  • イーサリアムは2029年ごろを目標に中核インフラの耐量子対応を進めているが、ECDSAやRSAへの実用的な攻撃は報告されていない。

イーサリアム財団の研究員ジャスティン・ドレイク氏は、公開鍵が露出していない新しいアドレスへの資産の管理下での移行など、仮想通貨業界に「バンカーモード」への備えを促した。人工知能(AI)主導の数学研究が加速すれば、最悪の場合、楕円曲線デジタル署名アルゴリズム(ECDSA)の想定される安全性の持続期間が数年ではなく数カ月に短縮される可能性があると述べた。ただし、ECDSAやRSAに対する実用的な攻撃は報告されていないと強調した。ベンディフランチェスコ氏は、パニックに駆られたコールドウォレットの移行が不可逆的な利用者のミスを招く恐れがあり、現時点ではGPUファームやAI主導の暗号攻撃よりも大きな運用上のリスクだと警告した。今回の警告は、OpenAIが10月6日に社内の最先端モデルによる数学的成果を公表したことを受けたもの。イーサリアムの耐量子ロードマップでは、2029年ごろを目標に中核インフラの対応を進めている。

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