JPモルガンは、機関投資家向けにイーサリアム上でJPM Coinの提供を開始した。2025年11月にコインベースのBaseネットワークで始動した銀行発行の預金トークンを、パブリックブロックチェーンに拡大する。トークンはJPモルガンに保有される米ドル預金を表し、参加する顧客は24時間365日、資金を移動できる。取引は、従来の銀行インフラを通じた場合の数日ではなく、数秒で決済される。利用できるのは引き続き、対象となる機関に限られる。 同行は、流動性と機関投資家の採用実績を理由にイーサリアムを選定した。金融機関が決済やトークン化資産にブロックチェーンを活用する方法を探る中での動きである。JPモルガンによると、同行のKinexys Blockchain Deposit Accountネットワークは1日当たり70億ドル超の取引を処理している。一方、同行の決済事業全体では1日当たり約12兆ドルの取引量がある。今回の発表により、本件で先に伝えた、イーサリアムへの拡大がなお準備中だという情報は改められた。