クレディ・アグリコル・グループ傘下の欧州大手資産運用会社アムンディは11月5日、同社の「コアSTOXX Europe 600」ファンド向けにイーサリアムを基盤とするトークン化投資口クラスを開始した。マネー・マーケット・ファンド「AMUNDI FUNDS CASH EUR」と、そのトークン化クラス「AMUNDI FUNDS CASH EUR - J28 EUR DLT (C)」に続くブロックチェーン投資商品となる。アムンディの運用資産は約456兆円である。投資家が受け取るのは既存ファンドの持分であり、同ファンドが保有する600社の株式をブロックチェーン上で発行したものではない。資産管理サービス大手CACEISと共同開発したこの仕組みでは、パブリックなイーサリアム上でファンド持分を発行する技術・インフラを利用しつつ、アムンディは従来通りファンドを運用し、従来のチャネルを通じたアクセスも維持する。ポートフォリオに変更はない。アムンディは、トークン化によって一部の手続きが簡素化され、決済が迅速化し、販売網が広がる可能性があると説明しているが、発表では決済時間やコストの見積もりを示しておらず、持分を常時、または活発な流通市場で取引できるかどうかも明らかにしていない。STOXX Europe 600は、欧州の先進国市場における大型・中型・小型企業を追跡する指数である。アムンディは機関投資家やデジタルプラットフォーム向けに、トークン化ファンドをさらに開発する計画である。RWA.xyzのデータによると、トークン化株式の規模は42億4000万ドルで、30日間で27%近く増加した。上位10商品は米企業、または米国上場証券に連動している。